【スプリンターズS 2026】9月27日開催!パンジャタワー・スターアニス・フリッカージャブら注目馬を徹底解説

第60回 スプリンターズステークス(GⅠ)

9月27日(日)、中山競馬場で秋のGⅠシーズン開幕戦となる「第60回スプリンターズステークス(GⅠ)」が開催されます。

舞台は中山競馬場の芝1,200m。

3歳以上のスプリンターが集結し、秋の短距離王の座を争う注目の一戦です。

2026年も、パンジャタワー、スターアニス、フリッカージャブ、ワールズエンド、ルガル、ウインカーネリアン、ママコチャなど、実績と勢いを兼ね備えた馬が登録。

現時点では21頭が登録しており、フルゲートは16頭。最終的な出走馬は9月24日の出馬表発表で確定する予定です。

短距離路線を代表する古豪に加えて、3歳・4歳世代の新勢力も加わり、非常に楽しみなメンバー構成となっています。


スプリンターズステークスは、JRAを代表する芝1,200mのGⅠ競走です。

1967年に芝1,200mの重賞として創設され、1990年にGⅠへ昇格。2000年から現在の秋の中山開催へ移設され、春の高松宮記念と並ぶ国内スプリント路線の最高峰として定着しています。

秋競馬のGⅠシリーズを告げる一戦でもあり、毎年全国からトップクラスのスプリンターが集結します。

近年も2023年はママコチャ、2024年はルガル、2025年はウインカーネリアンが優勝しており、世代や脚質を問わずさまざまなタイプのスプリンターが頂点に立っています。


スプリンターズステークスの舞台となる中山芝1,200mは、単純なスピードだけでは攻略できない難コースです。

スタート地点は外回りコースの奥にあり、スタートから3コーナーまでは約300m。

さらにスタート直後から下り坂が続くため、レース序盤からスピードが上がりやすいのが特徴です。

そして最後の直線には高低差2.2mの急坂が待ち構えています。

そのため、

  • スタート直後のダッシュ力
  • 先行争いへの対応力
  • 高速ラップへの対応力
  • 最後まで脚を残す持久力
  • ゴール前の急坂を乗り切るパワー

など、短距離馬としての総合力が問われます。

直線は310mと長くありませんが、最後の急坂によって前を走る馬が止まり、差し馬が一気に迫るシーンもあります。

スプリント能力だけでなく、最後まで力を持続できるかどうかが重要なポイントになるでしょう。


3歳馬スターアニスが古馬スプリンターに挑戦

今年の大きな注目ポイントが、3歳牝馬スターアニスの参戦です。

スターアニスは2025年の阪神ジュベナイルフィリーズ、2026年の桜花賞を制した実績を持つGⅠ馬。

今回はマイル路線から芝1,200mへ距離を短縮し、古馬のスプリント王決定戦に挑みます。

さらに鞍上にはクリストフ・ルメール騎手が予定されています。

3歳牝馬のため斤量は54kg。

古馬牡馬の58kgと比較すると4kgの斤量差があり、スピード能力に加えて斤量面も大きなポイントになりそうです。

一方、これまで主戦場としてきたのはマイル戦。

GⅠ級の短距離戦で、1,200mの流れにどこまで対応できるかが最大の焦点となります。

それでも、現時点の想定オッズでは上位人気に支持されており、ファンからの期待の大きさがうかがえます。


フリッカージャブが勢いに乗ってGⅠ初挑戦

現在もっとも勢いのある馬の一頭がフリッカージャブです。

JRAのプレレーティングでは114ポンドの評価を受けており、セントウルステークス1着という実績もあります。

さらに、2026年は鞍馬ステークスをコースレコードで制した後、北九州記念、セントウルステークスと重賞を含めて3連勝中。

まさに絶好調でGⅠへ向かう形となりました。

これまでの勢いを考えれば、今回がGⅠ初挑戦とはいえ侮れない存在です。

特に中山芝1,200mでは、スタートから速い流れに対応しながら最後の坂まで脚を残すことが重要。

現在の充実ぶりを考えると、GⅠの舞台でどこまでパフォーマンスを発揮できるか注目です。


パンジャタワーは短距離適性がポイント

想定オッズでも上位に支持されているパンジャタワー。

2025年のNHKマイルカップを制した実績を持つ4歳馬です。

マイルGⅠのタイトルを持っていますが、今回のスプリンターズステークスでは芝1,200mへの対応力がポイントとなります。

現在の馬体については、元調教師の鈴木康弘氏が短距離馬らしい体型と評価しており、1200m戦でより力を発揮できる可能性について言及しています。

また、JRAのプレレーティングでも116ポンドの評価を受けています。

スピード能力の高さはもちろん、最後の直線でどれだけ鋭い末脚を繰り出せるかにも注目です。


ワールズエンドは安田記念2着の実績

5歳馬ワールズエンドも注目しておきたい存在です。

JRAのプレレーティングでは今回の登録馬の中で117ポンドと高い評価を受けています。

さらに2026年の安田記念では2着という実績があります。

今回は1,600mから1,200mへ大きく距離を短縮。

マイルGⅠで上位に入る能力を持つ馬が、スプリント戦でどのような競馬を見せるのかが見どころです。

中山芝1,200mでは前半から速いペースになりやすいため、マイル戦とは異なるスピードへの対応が求められます。

距離短縮がプラスに働くのか、それとも追走面が課題になるのか。

非常に興味深い存在です。


ルガルは2024年のスプリンターズS王者

実績面で忘れてはいけないのがルガルです。

2024年のスプリンターズステークスを制している現王者経験馬であり、今回も58kgを背負って参戦予定。

さらにJRAのプレレーティングでは114ポンドの評価を受けています。

スプリンターズステークスという舞台への適性はすでに証明済み。

2026年はドバイで行われたアルクオーツスプリントでも2着に入っており、海外のスプリント戦でも実績を残しています。

一度経験しているコースだけに、展開や馬場状態次第では再び上位へ浮上しても不思議ではありません。


ウインカーネリアンは連覇を狙う

2025年のスプリンターズステークスを制したウインカーネリアンも登録。

9歳を迎えましたが、昨年この舞台でGⅠ初制覇を成し遂げた実績は大きな魅力です。

中山芝1,200mという舞台への適性はすでに証明済み。

若い世代の台頭が目立つ今回のメンバーですが、経験豊富なベテランがどのような競馬を見せるのかも見どころの一つでしょう。

史上でも注目を集める年齢での連覇挑戦となるだけに、レースそのものを盛り上げる存在です。


ママコチャも再び頂点を狙う

2023年のスプリンターズステークスを制したママコチャも出走予定。

今回で7歳となりますが、過去にこの舞台を勝っている実績は大きな強みです。

2026年のオーシャンステークスでも4着に入っており、スプリント路線で一定の存在感を示しています。

鞍上は武豊騎手。

過去のGⅠ勝利とコース適性を考えれば、人気以上の走りがあってもおかしくない存在です。


ピューロマジックにも注目

牝馬勢ではピューロマジックも見逃せません。

2026年の函館スプリントステークス、アイビスサマーダッシュを制しており、JRAのプレレーティングでは109ポンドの評価。

芝1,200mだけでなく直線競馬でも結果を残しており、スプリント能力の高さは十分に証明されています。

今回の中山芝1,200mでは、直線競馬とは異なるコース適性が求められます。

持ち前のスピードを中山の急坂まで維持できるかがポイントになりそうです。


3歳牝馬ブラックチャリスも未知の魅力

もう一頭、3歳牝馬のブラックチャリスにも注目です。

斤量は54kg。

JRAのプレレーティングでは105ポンドの評価を受けています。

古馬の一線級とは実績面で差がありますが、3歳牝馬ならではの斤量は魅力。

スプリント戦ではわずかな斤量差が最後の伸びに影響することもあるため、出走がかなえばどこまで通用するのか楽しみな存在です。


レイピア

JRAプレレーティング111ポンド。

オーシャンステークス2着の実績があり、中山芝1,200mへの適性を考えるうえでも興味深い一頭です。

ペアポルックス

オーシャンステークスを制した実績馬。

中山芝1,200mで結果を残している点は魅力で、コース適性を生かした走りに注目です。

ジューンブレア

プレレーティング111ポンドの牝馬。

56kgでの出走予定となっており、スピード能力を生かせれば上位進出の可能性があります。

レッドモンレーヴ

プレレーティング114ポンド。

高松宮記念2着という実績があり、GⅠ級の能力を持つことはすでに証明されています。

サウンドモリアーナ

セントウルステークスなどで実績を積み、プレレーティング110ポンド。

今回の登録馬の中でも一定の評価を受けている一頭です。


短距離GⅠだけに、スタート直後から激しい先行争いになる可能性があります。

特にピューロマジックのようなスピード型の馬に加え、前々で競馬をするタイプが揃えば、序盤から速い流れになることも考えられます。

一方で、中山芝1,200mは最後に急坂が待ち構えるため、単純な前残りだけで決まるとは限りません。

序盤で脚を使いすぎれば最後の坂で苦しくなり、逆に後方待機の馬が直線で一気に差を詰める展開もあります。

そのため、

「前半のスピード」+「最後まで止まらない持久力」

の両方を持っているかが重要になります。

今年は先行型、差し型ともに実力馬が揃っているだけに、ペース次第で大きく着順が入れ替わる可能性があります。


2026年のスプリンターズステークスでは、3歳馬と古馬の世代対決も見どころです。

3歳馬ではスターアニス、ブラックチャリス、リリージョワ、タマモイカロスなどが登録。

一方、古馬勢にはパンジャタワー、フリッカージャブ、ルガル、ママコチャ、ウインカーネリアンなど、すでにGⅠや重賞で実績を残している馬が揃っています。

特にスターアニスは桜花賞を制したGⅠ馬。

マイルGⅠ馬がスプリントGⅠでもタイトルを獲得できるのかは、大きな注目ポイントとなります。


スプリンターズステークスは、実績馬だけで決着するとは限らないレースです。

JRAの過去10年データを見ると、1~3番人気の3着内率はそれぞれ40~50%程度。一方で、2025年は11番人気のウインカーネリアン、2024年は9番人気のルガル、2022年は8番人気のジャンダルムが優勝しています。

人気馬を中心にしながらも、展開や馬場状態によって伏兵が台頭する可能性があるレースと言えるでしょう。

今年も想定オッズ上位のパンジャタワー、スターアニス、フリッカージャブだけでなく、中穴~人気薄の馬まで幅広くチェックしておきたいところです。


2026年のスプリンターズステークスは、非常に多彩なメンバーが揃いました。

注目を集めるのは、重賞3連勝中のフリッカージャブ、桜花賞馬スターアニス、116ポンドのプレレーティングを受けるパンジャタワー、安田記念2着のワールズエンドなど。

さらに、2024年の勝ち馬ルガル、2025年の勝ち馬ウインカーネリアン、2023年の勝ち馬ママコチャと、歴代のスプリンターズS王者も顔を揃えています。

そして3歳馬と古馬の世代対決も今年の大きなテーマ。

中山芝1,200mは序盤のスピードだけでなく、最後の急坂を乗り切るパワーと持久力も要求される舞台です。

最終的な出走馬、枠順、馬場状態、直前の調教気配などによって勢力図が変わる可能性もあり、9月24日の出馬表発表以降はさらにレースへの注目度が高まりそうです。

秋のGⅠシーズン開幕戦を飾る第60回スプリンターズステークス。

今年、短距離界の頂点に立つのはどの馬なのか、最後まで目が離せない一戦となりそうです。